こんにちは。himawariです。
つい最近、詐欺に引っかかってしまいました!それも、「サポート詐欺」。
パソコンを使用している最中に起こった出来事です。
途中段階(?)で詐欺だと気づきましたが、その時すでに35万円取られた形になります(-_-)
さらに追加で取られてしまうところでした!
今回は、この「サポート詐欺」の実体験について時系列で紹介していくと共に注意喚起としてお知らせしていきます。
パソコンがウイルス感染?!
日頃パソコン作業をよくしている私ですが、この日もいつも通り閲覧していて、その時はウィキペディアのページを見ている時でした。
ある事柄の、公式ホームページに飛ぶリンクをクリック。すると、
こういった画面が出てきました。「ウイルスに感染しています。」など画面表示で見ている警告をさらに強調するかのようなアナウンスも流れます。
今思えば焦りを加速させるためのアナウンスだと思いますが、画面と共にしつこいだけです。
しかしそれが繰り返し流れること、画面から伝わる緊迫感と恐怖から、右下に見えるサポートへの連絡というところに電話をかけてしまうのでした。
画面上の×印をクリックしても画面が消えないということもあり、相当焦っていました。
サポートと表示されていて、尚且つ日本フリーダイヤルというところが、焦りの中で見つけた安堵という感じでした。Windowsのロゴまであるし。
サポート詐欺の画面は、ブラウザーの画面を全画面で表示したり、複数の画面を重ねて表示したりすることで画面を操作できないように見せかける。
実際には、「Ctrl」「Alt」「Del」キーを同時に押して「タスクマネージャー」を起動。
ブラウザソフトをクリックして、タスクの終了をさせれば警告画面は閉じることができるそうです。
後日伺った、パソコン修理店の方が丁寧に教えてくださいました。
実際には、マイクロソフトのエラーメッセージと警告メッセージに電話番号が記載されることはないそうです!
サポートに電話をかけたら・・
電話が繋がると、出た相手は外国人。「なぜ??」とは思ったが、
日本語での説明が上手なこと、安心してくださいね、解決できますよ!のようなことを言い、超絶焦っている私に安心感を与えるような対応。
動かない状態の画面をこちらでどうにかするのでという流れで、画面共有をさせられる。
パソコン上のどこかのキーを押して、画面共有許可という文字が出てきて、こちらは藁にも縋る思いで画面共有をした。
私のパソコン画面を見ながら、あなたのパソコンのセキュリティは1か月前から停止しています、とその画面も見せられた(それすらも架空だと思われる)。何項目もあるうちの、ここ1か月分のセキュリティという部分が確かに停止と表示されていた。
データは流れていくように表示されていて、目視で内容までは読み取れない。
外国人いわく、それによって私のパソコンはウイルス感染していると。
今セキュリティを順番にインストールしていますよ、安心してくださいね、ワカリマシタカ?などと言う。
タダなの?ぐらいに思っていた私は大馬鹿だった。そこからが更なる地獄の始まりです。
そもそもが、偽のセキュリティ通知だったのです!セキュリティソフトでさえ見逃してしまうようなウイルスをOSやブラウザが検出することは考えられないそうです。
パソコン修理店の方の話だと、ウイルス感染なんてそもそもしておらず、もとから私が入っているWindowsセキュリティはウイルスなどが入ってこようとしても防御と強化を繰り返し行っていくからウイルスは簡単に入ってくるものではない、とのこと。
セキュリティーをインストールすると言われ・・
そのセキュリティソフトは、5年間分で3万円、7年間分で5万円とのこと。
やっぱりお金はかかるのね、マイクロソフトだしな、と納得してしまったから大馬鹿です。
7年間分の方がコスパはいいなとか、パソコンを買い替えたりしても使えるなどど言われ、7年間分の5万円の支払いをすることに。
カード決済、Appleプリペイドカードでの支払いが選択できたので、なんとなく相手は外人だしクレジットは不安があり、(そこでさらに怪しさに気付いてほしかった)即決済できるというプリペイドカードでの支払いを選択。
まさかの、パソコン画面を繋げたまま、通話も切らないままの状態でAppleプリペイドカードを買ってこいとのこと。
その間にも、パソコン画面上には訳の分からない不安を煽る画面が表示されている。
「私は復旧作業をしているので買ってきてください」と言われ、今まで買ったこともないAppleプリベイトカードをコンビニで買ってしまった。
実際にはマイクロソフトのサポートは、ビットコインやギフトカードの形式でサポート料金を請求することはないそうです。
ID入力のエラーが続き・・
決済完了したらセキュリティソフトのインストールが完了できるとのことで、
購入したAppleプリペイドカードに印字されているIDの入力を促される。
文字列が長い上に数字と英字が混ざっている。一度間違えると無効となり、また買わないといけなくなるので気を付けてくださいねと言われる。
何度も何度も確認をした上で、相手側がスキャンする。「エラーです。」
嘘でしょとなった。
こちらも焦りと絶望で混乱していたが、よく考えれば分かること。
遠隔操作でいじれるじゃん!と。
しかしこのあたりでは私は、パソコン作業を進めないといけない、急ぎのメール返信もある、その後出かける予定もある、子供に夕飯食べさせないと、、などいろんな焦りがどんどん出てきていた。
だけど今の状態を放置はできない、早くしなくちゃ!
エラーとなり無効となってしまい、セキュリティはインストールできない。画面もこのまま。どうしようという気持ちしかないその時の私。
再度、Appleプリペイドカードを10万円分買ってきて再度ID入力してくださいと言われる。
即日、Appleから5万円は返金される。その請求書を今作っていますので、進めて下さいと言われ、とにかく焦っていた私は再度プリペイドカードを買ってしまう。
使用したAppleプリペイドカードは返金確認の際に使うので取っておいてくださいとまで言っていた。
そして再度入力、再度エラー。笑
この時は、遠隔操作ができるなんて頭は回っておらず、入力間違えした自分がいけなかったとまで思った。
次は、10万返金されるから20万円分買ってくださいと。
また買ってしまった。
返金という言葉に安心したのも確かで、実際の支払いである5万円以外は返金されるという話を信じてしまった。二回目、三回目と続いていくにつれ金額が倍になることにすらまともに思考が働かないぐらいの混乱。
そもそも電話相手がマイクロソフトの社員とも信じ切ってしまっていた。
なぜなら、画面越しで社員証を提示してきた。
実際には、マイクロソフトサポートオペレーターが社員証を提示することはありません。とのことです。
ちなみに、その20万円で買ったAppleプリペイドカードのID入力の後は、マイクロソフトがロックされましたと言われその画面も見せられる。
間違えたIDを入力し続けていたせいでロックがかかったと。
これもよく考えたら全然意味が分からない。
ここまでで合計35万円。でも焦っていた。
再度、次は20万円分買ってこいと促される。エラーではなくロックが原因だからなどと言っていた。
このあたりで私は「ああー!?」などといろいろ騒いでいたが、電話の相手は一切動じず淡々としている。
さすがに何回もコンビニでこんなの買ったら怪しいし気まずいしと、こんなことをしている自分もだんだん情けなくなってきた。
預金残高が減っていくのも悲しかった。
やっと詐欺に気付いた
通話状態にしてある電話はなぜか途中途中切れる。そのたびにすぐ非通知で折り返してくる。
その空いたタイミングで、マイクロソフト 詐欺 とネット検索をしてみた。
そしたら、これまでに見た、体験したことそのままが書かれていました。
やっとこれが詐欺だと気づき、手元が震える。(ここからは非通知電話ひたすら無視)
知り合いに電話し相談。とにかく経緯を話した。
パソコンに詳しい人が教えてくれたのは、もうあからさまなサポート詐欺だということ。
私はパソコン上では買い物はしていないので、幸いカード情報などは入れていないが、もし入れてある場合はカード残高までゴッソリ持っていかれるという話を聞いた。
それでもここまでで払ったお金が戻ってくることは諦めるしかない。
でも今のパソコンの状態が、画面共有を許してしまったことによって何かされてしまってはいないか、どうなっているのかの不安、しなければいけない作業ができなかったこと、時間を無駄にしたこと(お金も)で怒りで狂いそうになっていた。(遅い)
なんてことしてくれるんだよとその知り合いに当たり散らすぐらい。笑
その間にも、非通知での電話は何回もかかってくる。
電話に出て文句言ったって解決する問題ではない。(お金のことは)
パソコンを見ると、先ほどの訳の分からない画面は無く、いつも通りのホーム画面に戻っていた。
操作できることがわかり、すぐに電源を切った。
それ以降も、何回か非通知の電話はかかってきた。
その後は?
詐欺に引っかかってしまったという情けなさで泣きそうだったが、それを飛び越えて笑ってしまっていた。
パソコン作業はもうできないしお金も戻ってはこないので頭を切り替えて通常運転に切り替えた。
とにかく、この詐欺行為によってパソコンが危険にさらされているのかどうかが心配だったので、
翌日朝イチでパソコン修理店に行き経緯を報告・相談。
頻繁にある事例らしく、このサポート詐欺についてのプリントを見ながら説明してくれ、パソコンの状態を調べてもらった。
結果、ウイルスが仕込まれたという形跡はなかったようだった。
ひとまず安心。引き続きパソコンは使えるとのことで、そこが唯一の救いだった。
パソコン修理店の方が本当に優しくて穏やかで、、
神様に見えました。
被害のきっかけとなった、はじめにかけた電話番号(050から始まる)をネット検索しても、当然情報は出てきませんでした。
最後に
日頃、高齢の母に対して、オレオレ詐欺に気を付けてと言っていた私が、サポート詐欺にまんまと引っかかってしまいました。
恥をしのんで公開しました。
焦るという心理につけこんだ、物凄く巧妙な手口です。
全てにおいて手が込んでいますね。通話状態にさせることも、調べたり人に聞いたりして詐欺に気付くことを避けるためだろうし
言葉巧みな上に画面操作で不安を煽り、でもこちらはしっかり処理してますよ!安心してくださいねなどと言って唯一の頼みの綱だと思い込ませる。
詐欺師と言うのはどんな心理なんでしょうね?良心は少なくとも欠片もないとは思いますが。
いろんなニュースや情報を見たりしてきていたのに、このことに関しては情報を持っておらず、実体験を経てやっと知った、という結末になりました。
後から見たら、数えきれないぐらいの情報がありましたね。
とても高い授業料でした。
こちらのグラフは、国民生活センターへの報告の統計となっているそうですが、こういった機関に報告しなかった方を含めたら、さらに被害件数は多くなっていると思います。
私のように、お金を取り戻すことはできないから意味はないと思ってしまう方もいると思います。
ギフトカードで決済したらもうその場で使用されてしまう、電話を掛けた先がどこかも分からないので返金の希望もない。
まあそれが詐欺というものなのですが、、
悔やんでも悔やみきれませんが、これ以上同様の被害が増えていかないことを願います。
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