スキー場の聖地として知られる、白馬村。
長野県の北西部に位置し、北アルプスの美しい山々と豊かな自然が広がり、特に冬に観光客が訪れるイメージが強いですよね。
しかし!最近では観光客が冬と限らず、1年を通して訪れるんだそうです。
ウィンタースポーツ以外に何かあるの?どんな施設があるの?どんな楽しみ方ができる?ペットも一緒に入場できる?
と気になりますね!
今回は、白馬で1年を通して季節を問わず、遊べるリゾート施設を開発した和田寛(わだ ゆたか)社長の経歴や、ズクトチエや施設の詳細についてまとめてみたいと思います。
株式会社ズクトチエとは?
業務内容は?
- リゾート開発の企画・開発・運営(エリア全体の全面活性化)
- リゾート運営企業の経営受託、地域再生に向けたコンサルティング(リゾート施設が抱える課題を解決するため、経営全般を受託・リゾート運営企業が抱える重要問題にフォーカスしたコンサルティング)
オールシーズンでの魅力増強・・グリーン期のアトラクションの増強、地域一体となった「街の魅力」向上
リゾート感の強化・・既存施設のリニューアル、手軽に非日常を味わえる場の創出、長期滞在に適した環境の整備
「ズクトチエ」経緯は?
和田寛さんは白馬に移住し、スキー場の経営者をしていました。
退職後、スキー場のコンサルティングや業務支援などをした末、白馬エリアで自分たちで観光施設を開発する仕事をしたいと思い、起ち上げたそうです。
スキーブームも過ぎ去ってスキー場の客が減ってきてしまい、バブル前後に作られた施設の大半が老朽化するなど、市場の変化にしっかりとついていける事業者が数多くない中、
地域活性化に欠かせない観光業を、活用しながら発展させていくという想い。
スキー場としてではなく、オールシーズンで世界各国から訪れてもらうためのマウンテンリゾートを作りたいという目標があったとのことです。
ズク・・信州の方言で、根気、やる気、活力、熱心さ。過去の悪い流れを断ち切って新しいことにチャレンジする、現在の観光業界に求められていること。
努力しない人間のことを「ずくなし」などの言い回し方をする。
チエ(智慧)・・知恵を出して頑張っていけば活路が開けるという想い。市場を冷静に分析し、ユニークかつ大胆な次の一歩を歩みだすようにしていくこと。
「ズク」と「チエ」で「ズクトチエ」ですね。
この二つを駆使し、各地の隠れた資産(何らかの理由で埋もれたままになっているが、磨けばその会社や地域にとって宝物になるもの)
を発見し、磨き上げることで「環境業をアップデートする」お手伝いを行う、地域の方々にとっても訪れる方々にとっても嬉しい施設作りをしてくれているんですね!
「ズクトチエ」には和田さんの強い想いが込められているんですね!
社員の皆様の士気も高められそうな、素晴らしい社名だと思います。
「白馬岩岳マウンテンリゾート」どんな施設がある?
白馬岩岳マウンテンリゾートは、白馬三山を望む絶景や多種多様なアクティビティ、絶品グルメなどが楽しめる複合施設です。
入場料は大人2400円、小児1300円となり、団体割引、障がい者割引があり、ペットも入場可能です!
リフト乗り場で無料ケージの貸し出しがあり、ケージに入る中型犬のサイズまでOKだそうです。
ゴンドラリフトはケージ不要で一緒に乗ることができますよ。
ペットと共に楽しめるなんて嬉しいですね♪
“MTBの聖地”復活
絶景を眺めながらスキー場をマウンテンバイクで滑走する「ダウンヒル」というアクティビティが楽しめる。
電動アシストMTBに乗り、まるで山を登るような不思議な感覚が味わえます。
Iwatake Green Park
標高1289mを誇る白馬岩岳マウンテンリゾートの山頂に位置するこの場所。
ゴンドラリフト「ノア」、山頂駅付近やブナの森など、さまざまなアウトドア空間で構成される複合的なリゾート空間が広がります。
ヤッホー!スウィング
雄大なアルプスに飛び込むような感覚を楽しめる空中ブランコ。
山頂エリアの北アルプス白馬三山をバックにして、爽快感のある写真撮影ができるスポットでもあります。
マウンテンカート
標高1289メートルの岩岳山頂から、大自然の中を最大時速50㎞のスピードで駆け抜けることができ、全長1.4㎞を約15分かけて楽しめる。
操作性の高いハンドルで、初心者でも安心安全に楽しめる設計になっています。
山頂ホーストレッキング
来たアルプスをバックに乗馬が楽しめるアトラクション。
体験乗馬のほか、外乗りコースなどが体験でき、快適な揺れ心地とワクワクする高揚感を味わえます。
街並みリニューアル/ライトアップ
日本情緒あふれる貴重な観光資源を活用しながら、「高級古民家リゾート」として、統一感のあるデザインで魅力ある街づくりやイベントを行い、白馬村の地域活性化に貢献する事業です。
スノーピーク白馬
天然素材を生かした自然と調和する外観・内装は、世界的建築家、隈研吾氏によるデザイン。
国内最大級のスノーピーク直営店、
❝自然を食べる料理❞のレストラン、
スターバックスコーヒーでは店外で「野遊び×コーヒー」を楽しめる。
手ぶらで利用できるキャンプ宿泊体験、
イベントエリアでは、マルシェやクッキング体験などさまざまなイベントが開催され、地元の方や観光客の交流を生み出す場となっています。
Hakuba Deli
標高1289mの山頂リゾートにたたずむHakuba Deliでは、絶景眺望とともに高原野菜の新しい楽しみ方ができる。
地産地消サイクルを徹底された、白馬の魅力が沢山詰まったデリです。
Hakuba Mountain Harbor
目の前にアルプスが広がる大絶景!
新緑や紅葉など四季折々で変化する北アルプスを一望できる。
併設される「THE CITY BAKERY」ではフードやドリンクを片手にのんびり過ごすことができます。
2023年から「ねずこの森」ではペット連れでの散策OKになりました。
ティーラテと焼き立てスコーンの専門店「CHAVATY HAKUBA」は信州初出店。
白馬ヤッホー!フェス
2020年よりスタートしたイベント。
360°の眺望が楽しめる山頂エリアを舞台に、音楽やご当地グルメ、各種アクティビティなどを一挙に体験できます。
Iwatake White Park
スキー・スノボをしない人も楽しめるスノーリゾート。
「リラックス&フォトジェニック・ゾーン」、「ブレイク・ゾーン」、「ペット・ゾーン」の3ゾーンを展開。
白馬ヒトトキノモリ
五感を心地よく刺激して、❝人と樹❞が織りなす穏やかな❝ひととき❞を創出する空間。
ハンガリー発の「テックボール」などの遊具が点在し、大人も子供も思い思いに楽しめる空間。
冬の夜祭
2019年から始まったお祭り。
「スキーだけではなく、昔ながらの街を散策して、もっと白馬村のことを知ってもらいたい」という地元の人々の想いから開催されるようになった。
雪の中の神社が、かがり火やちょうちんの灯りに照らし出され味わい深い「和」の趣に溢れていて幻想的です。
キッチンカーが出店されたり、かまくらの中でお酒を飲める「かまくらバー」も楽しめる。
白馬リゾートテレワーク
都会の喧騒を離れて自然豊かな空間で、リラックスしてテレワークをしながらリゾート滞在ができる施設。
一日中遊べるなんて最高ですね♪
空中ブランコなんて、アルプスの少女ハイジそのままですね!気持ちよさそう!
ソフトクリームがおすすめだそうです。
遊び倒した体に、甘くて冷たいソフトクリームなんて最高ですね。
飲食店やカフェも併設しているので、飽きずに遊べそうです。
家族連れでも季節問わず行けて、あまり移動せずに遊べる施設って意外に無いので、こういった施設は本当にありがたいですね!
青木湖畔に「ao LAKESIDE CAFE」と「Hakuba Zekkei Sauna ao」誕生
2024年秋開業の、新施設。
「ao LAKESIDE CAFE」は、T.Y.HARBORなどを手掛けるTYSONS&COMPANYがプロデュースするオールデイ・カフェ
「Hakuba Zekkei Sauna ao」は、絶景の中サウナでととのうことができる施設となっています。
青木湖でのSUP、カヤックなどのアクティビティも楽しめます。
青木湖は、長野県内でも最も深い湖の1つで、湖水は非常に透明度が高く、澄んだ青色が特徴的です。
この美しい青色の水が湖名の由来とされているそうです。
四季を通じて異なる魅力を楽しむことができるため、人気の高いスポットとなっていますが、
今回新たにオープンするこちらの施設は年齢や季節関係なく楽しめ、こんな素敵な立地に最近ブームのサウナができるなんて嬉しいですね!
ズクトチエ社長・和田寛とは?
プロフィールは?
和田 寛(わだ ゆたか)
1976年生まれ
東京都北区出身
株式会社ズクトチエ代表取締役(共同代表)
役人でもあった父親が山登りが好きだったこともあり、和田さんが小学生の頃には北アルプスを縦走したことがある。
中学、高校ではスキーに熱中。
自然が好きだということと、役人である父親の影響で、人の役に立つことを仕事としていることがかっこいいと思っていた。
著書・「スキー場は夏に儲けろ!」-誰も気づいていない「逆転ヒット」の法則-出版
著書のタイトルの魅力的さ!
スキー場の持つ資源の活かし方が散りばめられていて、宝を磨くヒントが満載の本!
こちらAmazonランキングのトップ1000にランクインしたそうだよ!
経歴は?
開成高校卒業
2000年 東京大学法学部卒業
卒業後、農林水産省入省
キャリア官僚という立場であったため、自身が思い描いていた取り組みができず、自分はもっとダイレクトに田舎を良くする仕事がやりたいという思いが強くなっていった。
ビジネスを良くする本質をつかむために、ビジネスの勉強をしたいと考える。
2006年 米国Duke大学卒業(MBA取得)
2008年 ベイン・アンド・カンパニー入社
コンサルティングの会社で、不動産、金融、流通、さまざまな企業を対象に業務に励む。
百名山の完登を目指していて、各地の山に行ったりスキー場を回ったりしていた。
そんな中、白馬でのスキー場の寂しくなった状況を目の当たりにする。
2014年 日本スキー場開発に開発部長として入社。白馬に移住。
全国で8つのスキー場を保有している会社で、その子会社である白馬観光開発に出向。
白馬観光開発は3つのスキー場を運営していた会社。
2017年 白馬観光開発代表取締役社長就任
スキー場に、冬以外にも1年を通じて観光客を呼ぶ仕掛けを作っていく。
2018年より 株式会社スノーピーク白馬取締役を兼務(現職)
2020年~2023年10月まで 株式会社岩岳リゾートの代表取締役社長を務める
2023年12月 株式会社ズクトチエ代表取締役社長(共同代表)に就任
官僚→コンサル→スキー場経営者など、異色な経歴!
情熱と行動力が凄いね!
「スキーをしない人」をターゲットとした逆転の発想もユニーク!
まとめ
- 和田寛さんは、株式会社ズクトチエ共同代表。長野県白馬エリアを拠点に「イナカの観光業をアップデートする」事業を行う企業。
- 白馬岩岳マウンテンリゾートは、白馬三山を望む絶景や多種多様なアクティビティ、絶品グルメが楽しめる施設。
- 白馬マウンテンリゾートはペットも一緒に入場可能。
和田さんの熱い想いがぎっしり詰まった白馬岩岳マウンテンリゾート。
1年通して観光客が訪れるのも凄く分かります!
魅力的なモノばかりで、長期滞在してしまいたくなっちゃいそうですね。
今後のますますの白馬の発展も楽しみです。
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