北海道発祥「木彫り熊」の神職人と呼ばれる佐藤憲治さんが、「オー!マイゴッド!」に初登場!
かつては北海道のお土産の定番として知られ、各家庭に1つはあった木彫り熊。
筆者の祖父の家にもしっかりありました。(静岡県内です)
40年ほど前なので、当時はリアルな熊で黒色だったことを覚えています。
熊の毛並みなどがリアルに彫られていて、これを作れるなんて凄いなと幼いながらに思っていました。
佐藤憲治さんの作品は繊細でリアル、そしてイマドキでもあり、SNSでも「すごい!」「はじめて知った!」と話題になっています。
現在は、アート作品としてソールドアウト続出だという佐藤憲治さんの木彫り熊。
職人さんというよりもアーティストという感じです!
本記事では、木彫り熊の神職人・佐藤憲治さんがどんな人物なのかをご紹介していきます。
木彫り熊の神職人・佐藤憲治さんとは?

右側が佐藤憲治さん。
左側は、レバンガ北海道所属のバスケットボール選手・桜井良太さんで、佐藤憲治さんの木彫り作品がお好きで、instagramでも投稿されています。
佐藤憲治さんのプロフィールは?
佐藤 憲治(さとう けんじ)
1950年生まれ
出身地:北海道富良野市
1973年 「さとう熊」創業者 兄・紀昭氏に師事
1985年 独立し、「創作木彫りのさとう」を旭川市に設立
1996年 フクロウを同時の手法で彫りだす
2002年 魚類に着目。鮭、カレイ、かじか、深海魚などの様々な発注に対応
2018年 ザックリカット彫りの熊を「憲ちゃん熊」として発表
北海道で木彫り熊が誕生したのは101年前。
1924年前に北海道八雲町で初めて作られました。
徳川義親という人物がスイス土産の木彫り熊を参考に、地元の農民に作らせたのが始まりだそうです。
101年のうち、54年間もの間彫り続けている現役の巨匠彫刻家が佐藤憲治さん。
21歳からのキャリアなんてスゴイですね!
この頃から木と向き合い、数々の作品を作ってこられた彫刻家です。
北海道旭川を拠点として活動されています。
佐藤憲治さんの木彫り熊の作品の特徴は?

佐藤憲治さんの作品は、北海道発祥の木彫りの熊を、
「面取り」という技術を用いてユニークにアレンジ。
なんと下書きのない手順で、正確に細やかにフリーハンドで作るのが特徴です。
面取りという技術のことを佐藤さんは「カット彫」と呼んでいるそうです。
年輪や木目を生かして彫るため、それぞれの熊に独自の表情や表面の模様があり、どれも同じ作品ではありません。カット彫による抽象化されたフォルムで、フリーハンドで木を彫り進めるスタイルなので、一般的な作品と比べ個性的な仕上がりが特徴です。
モダンでありながら表情や仕草が魅力的な作品はインテリアにもすっと馴染み、
見るたびに愛おしさが増していくようです。
先ほどご紹介した桜井良太さんも、佐藤さんの作品をよく眺めているんだそうです(^^)
愛らしくのびのびとした熊たちは佐藤さんの人柄が作品に反映されているかのようですね!
一度出会ってしまったらお家に連れて帰りたくなってしまいそうです。
愛くるしい、かつ迫力ある「憲ちゃん熊」をはじめとする木彫り作品は、見る人の心を掴みます。
逆立ち熊、座り熊、這い熊、立ち熊、などのユニークなポーズ、
木彫りシマフクロウや木彫りのカエルなどさまざまなバリエーションがありますが、
すべて売り切れとなっていました。

作品が展示販売される、❝佐藤憲治木彫り熊展54/101❞が、
2025年8月1日~8月4日に開催されました。
定期的に作品展を開催されているようです。
数少ない現役の彫刻作家であり、日本を代表する巨匠の1人である佐藤憲治さんの個展、
是非行ってみたいですね!
佐藤憲治さんのinstagramアカウントではお花や風景などの投稿がされていて、娘さんのinstagramアカウントの方で佐藤憲治さんの作業や作品について投稿されています。こちらのDMで木彫り作品の問い合わせができるようです。
ネットやファンの声まとめ!
一度手に取ったら放したくなくなってしまう気持ち、分かります。
どんなインテリアにも馴染み、あたたかみのある雰囲気になりますね。
見るたびに心が癒され、愛着が湧いてきそうな熊さんたちです。
まとめ
木彫り熊の神職人・佐藤憲治さんは、伝統を守りながらも独自の発想と技法で、
新しい魅力を生み出している作家さんでした。
大胆でありながら温かみを感じるフォルムは、見る人の心を惹きつけます。
「オー!マイゴッド!」出演をきっかけに全国的に注目され、
今後ますます活躍の場を広げていくことが期待されますね!
これからの佐藤憲治さんの作品から目が離せません。
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