2022年から週刊少年ジャンプで連載中の「あかね噺」が、
ついにアニメ化されることが発表されました!
SNSでも、「待ってた!」「これは観るしかない!」「まさかアニメ化するとは!」
など盛り上がっています!
落語という伝統芸能をテーマにしながら、ジャンプらしい熱さと人間ドラマが詰まった作品として話題を集めてきた「あかね噺」。
なぜここまで人気なのか?
本記事では、作品に込められた魅力や、元ネタとなっている落語の要素について深掘りしていきます!
「あかね噺」とは?
あかね噺(あかねばなし)
原作:末永裕樹(すえながゆうき)
作画:馬上鷹将(もうえたかまさ)
掲載誌:週刊少年ジャンプ
連載開始:2022年11号
2025年6月現在、17巻まで発売
幼い頃に落語家である父親の、
魔法のような落語に魅せられ、自身も噺家としての道を歩み始めた少女・桜咲朱音(阿良川あかね)の姿が描かれた物語。
落語の世界に飛び込むあかねは、
父を破門されたという過去を背負いながら、自分の話芸だけで観客を引き込む力を身に付けていきます。
厳しい風土や芸を極める厳しさが立ちはだかり、
さまざまな困難に直面しながらも、一席一席に真剣に取り組み成長していきます。
❝しゃべり❞だけで勝負する異色の成長物語。
ジャンプらしさと伝統芸能が見事に融合した、今だからこそ刺さる作品なんですね!
2024年9月時点で累計発行部数は200万部を突破!
噺家(はなしか)とは、落語を演じることを職業とする人。「ここで小噺(こばなし)をひとつ..」という感じで話し始める落語家さんもたくさんいますね!そんな落語家のことを噺家さんと呼びます。
「あかね噺」人気の理由は?
週刊少年ジャンプでは異色の、「落語」がテーマ
王道バトルじゃないのに、なぜか熱くなる。
そのギャップが読者にウケています!
文系漫画ってジャンプ向けじゃないんじゃない?と思っていたけど、
読み始めたらハマった!という方が多いです。
落語の面白さがジャンプ読者に伝わっているようで、落語を取り巻く現代の描写がかなり面白いとの声もありました!
あかねの芯の強さに共感!
「父の仇を取る」みたいな展開が胸アツ!
だけどゴリ押しではなく、繊細に描かれているのがいい!
あかねの芯の強さと努力、周りの人を魅了する力も感じられ、
あかねの噺への向き合い方描写されていて、あかねの性格が好き!といった声も多いです。
落語シーンの臨場感がハンパない!
文字だけなのに、声が聞こえてくるような語りと構図で、
漫画の中に❝音❞を感じることができます。
まるで寄席にいるかのような臨場感を味わえるとSNSでも話題で、
落語という「静」の芸術を「動」に見せるのは凄いとの声もありました。
初心者にも分かりやすい❝落語入門❞
魅力的なキャラクターと高い画力、漫画としても面白く、
落語の好き嫌いに関係なく楽しく読め、落語の入門書として理想的だと言われています。
「あかね噺」に出会ってから落語に興味を持ち始めたという方も多いようです!
「あかね噺」元ネタ・モデルになったものは?
「あかね噺」では、作中に登場する落語の演目がすべて創作というわけではなく、
実際に存在する古典落語がたくさん使われています。
落語に馴染みが無い人でも、物語の中で分かりやすく演目の流れや笑いどころが描かれているので、
自然と「もっと知りたい」と思わせてくれる構成となっています。
阿良川流(あらかわりゅう)
落語における流派のひとつである「立川流」がモデルになっていると考えられます。
落語界の厳格な師弟制度や芸を極めることへのこだわりなどが、
立川流の特徴と重なる部分があるとのことです。
阿良川一生(あらかわいっしょう)
立川談志師匠がモデルという説が有力とのことです。
破門を繰り返す型破りな落語家。
椿家正明(つばきやしょうめい)
林家正蔵(九代目)をモデルにした落語家と言われています。
今昔亭ちょう朝(こんじゃくていちょうちょう)
古今亭志ん朝や古今亭志ん生をモデルにしたとされています。
居酒屋「海」
あかねがバイトする居酒屋「海」のモデルは、居酒屋「陸」がモデルとなっています。
弥栄亭(やさかてい)
「あかね噺」に登場する架空の寄席の名前。
新宿にある実際の寄席「新宿末廣亭」(しんじゅくすえひろてい)がモデルとなっています。
内幸町ホール
真打昇進試験場の会場として登場。
実際の会場がモデルとなっています。
アニメ化で期待されることは?
すでに声優も発表されており、
主人公・阿良川あかね(桜咲朱音)の声を担当するのは永瀬アンナさん。
声優発表と同時に、SNSでは「声がイメージぴったり!」「熱量を感じる声!」といった反応が多数寄せられており、期待の高さがうかがえます。
落語という❝声❞が命の表現をどう演じるのか、あかね役の力量にも注目が集まっています。
漫画では、読者の想像力で補っていた「語り」「間「声色」を、
アニメでは声優の演技と音響演出でどう再現するのかが大きな見どころですね!
寄席の中での観客の空気が変わる瞬間を、音と映像でどのように伝えるのか、
あかねの❝化ける瞬間❞をどう魅せるか、大注目となりそうです!
アニメ化によって、これまで原作を読んでいなかった方や、
落語に触れたことがない方にも作品が知られるチャンスです。
「落語って面白い!」という新しい気付きを与えてくれるかもしれませんね。
実際、SNSでも「これをきっかけに落語を観てみたい」という声も多いので、
アニメならではの広がりにも期待が高まります。
永瀬アンナさんは、声優としてこれまでに爆丸アーマードアライアンス、バック・アロウ、ユーレイデコ、サマータイムレンダ、もういっぽん!、呪術廻戦に出演しており、2022年度声優アワード新人賞受賞しています!
「あかね噺」アニメは2026年にテレビ朝日系「IMAnimation」・BS朝日で放送予定。
永瀬アンナさんの他に、江口拓也さん、高橋李依さんら豪華キャストも発表されています。
落語の監修は林家木久彦師匠が担当し、原作の世界観を忠実に再現する意気込みが伝わってきます!
まとめ
「あかね噺」は、ただの落語漫画ではありません。
主人公・あかねの成長や、人と人との真剣勝負が描かれた、まさに❝魂で語る❞作品。
筆者は落語には詳しくなかったこともあり、ジャンプでやってるの?と思っていました。
昔、友人にすすめられた別の漫画を渋々読み始めたらまんまとドハマりしたことがありまして。
それを思い出して読んでみた「あかね噺」にも、
同じようにグッと心を掴まれてしまいました。
❝自分では手に取らなかったけど読んだらハマった❞体験って実はすごく多いと思います。
「あかね噺」もまさにそのタイプ。
読んだことがないジャンルだからこそ、一度ふれてみると世界が広がる作品だと思います。
アニメ化を機に、さらに多くの人がこの名作に触れることを期待したいですね!
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