11月24日、東京都足立区で ひき逃げ事故 が発生し、
加害車両はその後、放置された状態で見つかったことが報じられています。
ニュースによると、この車は 「認定中古車」 と見られており、SNS上では
- なぜすぐ足がつくような車で逃げるのか
- 認定中古車は捜査に有利なのか
といった声が多く上がっています。
そこで本記事では、公開されている情報や自動車の仕組みをもとに、
「なぜ認定中古車は追跡されやすいのか」というポイントを分かりやすく解説します。
認定中古車とは?
認定中古車とは、中古車販売店やメーカーが
- 車両状態をチェック
- 整備
- 品質基準をクリア
したうえで販売される中古車のこと。
特にメーカー系の認定中古車は
- 点検履歴
- 修復歴
- 保証内容
- 車両情報
がカルテのように細かく残されています。
一般的な中古車より情報管理が徹底されているのが特徴です。
逃走車両には「ナンバーが無かった」という目撃情報も
今回の事故では、SNS上で
車には通常のナンバープレートが付いておらず
「認定中古車」というプレートが取り付けられていた
という目撃コメントも見られます。
もし事実であれば、
- 一時的な輸送プレート(販売・展示時の仮の表示)
- 撮影用または移動用のプレート
- 車検・登録前の状態
などが考えられます。
ただし、
現時点で公式発表はなく、報道でも明言されていません。
そのため
正式にナンバーが付いていなかったのか
一時的に取り外されたのか
事故後に誰かが外したのか
といった状況はまだ特定されていない段階です。
このように
「追跡しにくい状態で逃走したのでは?」
という声もネットで見られますが、仮にナンバーが無くても
- 車台番号(VIN)
- 販売店管理データ
- 整備・点検記録
- 防犯カメラ映像
- 走行経路
など別の手段で所有者特定は可能となっています。
警察発表があるまでは、断定せず
“可能性レベルの情報”として扱うのが良いでしょう。
なお犯人は車を置いて現場から徒歩で逃走したと報じられており、
車両がそのまま残っていたことで、捜査上は所有者特定が進みやすい状況となっています。
なぜ認定中古車は“追跡されやすい”のか?
今回の事件では、犯人は車両を現場付近に放置し、徒歩で逃走したと報じられています。
つまり「逃走中の車を追跡する」という状況ではありませんでした。
しかし、認定中古車は販売管理や車台番号などの情報が詳細に残されているため、
車が現場に残されたことで捜査に有利な証拠が多く残った形となります。
ひき逃げ事故では、逃走車両のナンバーが重要な手がかりになりますが、今回SNSでは
「ナンバーが無く、認定中古車という表示だけだった」
という目撃情報が投稿されています。
しかし、仮にナンバーが無かったとしても、認定中古車は「追跡されやすい車」ともいえます。
その理由は次の通りです。
① 車台番号(VIN)が必ず記録されている
認定中古車はメーカーや販売店によって“品質保証付きで再販売される車”。
そのため
- 車台番号
- 販売時の登録情報
- 整備・点検履歴
などが細かく管理されています。
たとえナンバーが無くても、車台番号は車体に刻印されているため、警察はそこから所有者に辿りつくことが可能です。
② 販売店が厳格に管理
認定中古車は一般中古車と違い、販売店側が
- いつ誰に販売したか
- どの店舗経由か
- 整備をどこが担当したか
などを“書類上で必ず保持”しています。
そのため、照会が入れば
「どの車が、いつ、誰に渡ったか」
を遡りやすいという特徴があります。
③ 走行中の映像から追跡が可能
また、都市部では
- 事故現場周辺の防犯カメラ
- ドライブレコーダー
- 商業施設や交差点の監視映像
などから走行ルートを特定できる場合も多く、
事故車の特徴が分かれば足取りが追いやすくなります。
④ ナンバーなしでも“痕跡は残る”
ナンバーが無い状態でも
- 車体の形状
- カラー
- カスタム内容
- ボディの傷
など複数の情報が組み合わされれば、捜査は進展可能です。
つまり、ナンバープレートが無かったとしても、認定中古車には“所有者に辿りつく材料が多い”ということになります。
なお、現時点では警察の正式発表はないため、
情報は確定ではなく、あくまで一般的な仕組みと可能性に基づく解説となります。
まとめ
今回のひき逃げ事故は、足立区内で起きた重大な事件であり、
逃走車両が「認定中古車」とみられるプレートを付けていたことが大きな手がかりとなりました。
認定中古車は販売店により車両情報が管理されているため、
ナンバープレートが外されていても、追跡や特定につながりやすいという特徴があります。
現在も捜査が進められており、早期の犯人特定が待たれます。
車を運転する以上、どんな状況でも事故後に逃げることは重大な犯罪であり、
被害者の救命の機会を奪う行為です。
万が一事故を起こしてしまった場合は、冷静に停車し、
警察や救急への通報を最優先に行いましょう。

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